作品概要
「週刊少年ジャンプ」に連載された鳥山明による漫画。『ドラゴンボール』(1984-1995)は、テレビアニメ化されたことで、日本だけでなく世界中で知名度が高まりました。漫画は全世界累計発行部数は3億部以上に達しています。
連載終了から20年以上が経過しても、漫画やアニメ、ゲームなどのメディアで展開し続け、新規ファンを獲得しています。原作終了後もオリジナルのアニメ続編として「ドラゴンボールGT」「ドラゴンボール超」が放映され、オリジナルの映画も放映されています。
物語のあらすじ
山奥で育った主人公・孫悟空が、願いが1つ叶う秘宝「ドラゴンボール」を求めて旅を始める物語です。冒険、夢、バトル、友情などを描いた長編漫画で、物語は6つの章に分かれています(Wikipediaを参照)。
- 孫悟空少年編
- ピッコロ大魔王編
- サイヤ人編
- フリーザ編
- 人造人間・セル編
- 魔人ブウ編
初期はギャグ漫画のような雰囲気もありましたが、天下一武道会を機にバトル要素が増していきました。「ピッコロ大魔王編」に入ると、シリアスな展開も増え、一気にバトル漫画としての雰囲気が強くなります。
作品の世界観
地球と宇宙を舞台に、現実よりも高度なメカが登場する文明が描かれています。ベジータは宇宙船で地球に来るなど、宇宙人の高度な科学技術が描かれています。また地球にもホイポイカプセルやドラゴンレーダーなどの科学技術が存在し、交通手段も自動車やバイク、空飛ぶ車、飛行機などが用いられます。鳥山明は、時代や場所の設定を特定せず、自由に描くことを意図していました。
作品の魅力
- キャラクターの魅力: 主人公孫悟空やZ戦士、敵キャラクターも個性的で、ファンに愛され続けています。特に魔人ブウは後に仲間になるなど、憎めないキャラクターでファンに愛されました。
- 戦い方が斬新: スカウターや戦闘力の概念が登場し、人知を超えた戦闘が展開されます。また次々と強敵が現れてくる展開に、当時の子供たちは熱狂しました。
- ストーリーの斬新さ: 冒険から始まり、宇宙を舞台にしたり、未来からの少年が登場したりと、スケール感が大きく変わります。
- 圧倒的な画力: 30年前の漫画であっても古臭さを感じさせず、現代でも魅力的なビジュアルが楽しめます。ドラゴンボールの画力は、時代を超越して多くのファンを引き付け続けています。